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学校・仕事に行きたくない

こんな時は無理しないで!学校・仕事に
行きたくない時の症状

こんな時は無理しないで!学校・仕事に行きたくない時の症状
学校や仕事に行きたくないという気持ちは、多くの方が抱いたことがあるのではないでしょうか。
実際に行ってみたら楽しかった、次の日は元気に登校・出社できたということもありますが、以下のような症状が何日も続く場合には、お早めに緑川こころの診療所にご相談ください。

腹痛・下痢・吐き気

ひどい緊張や心配事などによって、自律神経のバランスが乱れ、腸の働きが悪くなっている可能性があります。
心療内科・精神科のほか、内科・消化器内科、耳鼻科などでの診療が必要になることがあります。

頭痛・動悸・めまい

強いストレスなどによって、血管の収縮や内耳での異常が生じている可能性があります。
こうした症状がある場合は、特に早めの受診が必要となります。心療内科・精神科の他、内科、耳鼻科、脳神経外科などの受診を検討します。

朝起きられない

目は覚めているけれどどうしてもベッドから出られないという場合には、うつ病や適応障害などが疑われます。
目覚ましが鳴っても気づかず寝ている、止めてまた眠ってしまうということが続く場合には、睡眠障害が疑われます。
もちろん、夜更かしや過労も朝起きられない原因の1つとなります。

学校に行きたくない、
子どもが学校に
行きたがらない理由

朝起きられない

子どもの場合、多くは夜更かしや体調不良が原因となります。
そのほか、うつ病、適応障害、起立性調整障害などの可能性も考えます。

人間関係に悩みがある

すべての人とうまく人間関係を築いている、という人はいません。子どもが学校の先生・同級生との関係で悩んでいる場合には、家庭からは見えづらくなります。
近年は、SNSに関係する悩みなども少なくありません。

周りに馴染めない

進級・進学したばかり・転校したばかりの子どもに多いのが、周りの生徒と馴染めないケースです。また、学校の校風、先生の教育方針に馴染めないということもあります。
孤立したり、いじめに遭っている子どももいます。

勉強についていけない

勉強についていけない子どもは、学校で長い時間、辛い思いをしています。親が叱ってもなかなか良い結果は期待できず、学校との連携、家庭学習などによるサポートが必要です。
学校では勉強ができるけれど、塾では授業についていくのがやっとで悩んでいるという子どもも少なくありません。

家庭環境の変化

両親の不和や離婚・再婚、転居、介護問題などによって家庭環境が悪くなった場合も、学校へ行く気力が失われてしまうことがあります。自宅にいることも辛く、学校に行くフリをしてサボってしまうケースも見られます。

理由はないが
行きたくない

「どうして学校に行きたくないの?」と質問した場合、こういった答えが返す子どもは少なくありません。
本当に理由がないケース、小さな問題が積み重なって説明が難しいケース、実際は大きな問題があるけれど怒られたくない・心配をかけたくないケースなどがあるため、慎重な対応が必要です。

仕事・職場に行きたくないと思う理由

上司や同僚との
人間関係が悪い

社会に出ると、たとえ気が合わなくても、上司・同僚とコミュニケーションをとらなくてはなりません。
その中で、日々繰り返し叱責を受けたり、孤立したりすれば、当然ながら出社は辛くなります。パワハラ・セクハラなどの問題が背景にあるケースも少なくありません。

仕事の量・責任が
自分に合っていない

仕事の量が多すぎる、あるいは責任重大な仕事を任された場合には、ストレスやプレッシャーが大きくなります。そこで頑張る人もいますが、辛くなって出社ができなくなる人もいます。

疲労・寝不足・低血圧

疲労や寝不足、低血圧などがあれば、朝起きるのも、出社してバリバリ働くことも難しくなります。
しっかりと休み、睡眠をとり、食事にも気をつけたのに体調が改善しない場合には、医療機関の受診が必要です。

心が疲れ切っている

うつ病や適応障害などによって心が疲れ切っている場合には、「よく分からないけれどとにかく出社したくない」という状態になります。原因となる問題はあるはずですが、何も考えられない状態に陥っています。休んでもすぐの改善はできないため、「気持ちの問題だ」と非難されてさらに症状が悪化するとういこともあります。

自己肯定感が
下がっている

失敗ばかり繰り返している、努力したのに成果が得られない・褒められないといったことが続くと、気づかないうちに自己肯定感が下がってきます。すると、「頑張っても無駄」という考えに陥り、働くこと、出社することが困難になります。

学校に行きたくない時の
対処法5選

話しやすい大人に
相談する

話しやすい大人に相談する
両親、祖父母、学校の先生、習い事の先生、バイト先の店長、先輩など、話しやすい大人に相談するという方法です。もちろん、信頼できる医師やカウンセラーでも構いません。
少し距離のある大人の方が意外と腹を割って話せる、ということもあります。

一時的にしっかり休む

十分な休養がとれていますか? 毎日の睡眠はもちろん大切ですが、学校・習い事・バイトなどをお休みすると、肩の荷が下りて楽になるということがあります。
身体とこころ、その両方をしっかりと休ませましょう。

保健室登校する

学校に相談し、保健室登校をするという方法もあります。出席として扱われますので、出席日数が減るということはありません。
こういった方法があることを知っておきましょう。

学校以外に居場所を
見つける

習い事、バイト、地域のサークルなど、学校以外の場所で自分の居場所を見つけると、そこで過ごす時間が心の緊張を解きほぐしてくれます。
また、「学校や勉強がすべてではない」と理解することも、子どもにとっては大切なことです。

専門機関やクリニックに相談する

専門的な知見から、病気を見つけたり、治療を行ったりすることができます。
「自分で何とかして治そう」とこだわり過ぎず、辛いと感じた時にはお気軽に当院にご相談ください。

仕事に行きたくない時の
対処法5選

仕事の前後に楽しみを作る

毎日が家と会社の往復になっているという人におすすめなのが、仕事の前後に楽しみを作るという方法です。
朝活をする、公園を通って通勤する、スポーツジムやサークルに入会する、友人と夕食を摂る・遊ぶなど、1日の中で少しでいいので「楽しい時間」を過ごしましょう。

周りの人に相談する

家族、友人、上司・同僚など、信頼できる人に相談するという方法です。問題を解決できるとは限りませんが、話すだけで楽になる、ということもあります。
最近は、以前と比べると働く人のこころの問題に配慮する会社が増えました。上司に相談したら思っていたよりも早く柔軟に対応をしてくれた、ということも少なくありません。お勤め先の産業医を紹介してもらえることもあります。

生活リズムを整えて
運動する

生活リズムの乱れ、運動不足は、自律神経の乱れを引き起こします。夜更かしを避ける、早くベッドに入る、通勤中にウォーキングをするといった小さな工夫の積み重ねで、無理のない範囲で生活習慣を改善しましょう。
運動はまた、ストレスの解消にも有効です。

会社を休む

辛い時には、無理をせず会社を休んでください。翌日からは元気に出社できるようでしたら、基本的に心配はいりません。
何日も連続して休まなければならないような場合は、お早めに当院にご相談ください。

休職する

会社に毎日通うことが難しい場合には、休職を検討します。
ただし、退職については早急な判断はおすすめしません。うつ状態にあり、正しい判断ができていない可能性があるためです。「休職が必要かもしれない」と感じた段階かそれより前に、当院にご相談ください。
休職に必要な診断書は、診断後即日発行します。

学校に行けない・仕事に
行けない状態が続く時は
病気が原因かも?

うつ病

うつ病
ストレスを主な原因として発症する、気分障害の1つです。気分の落ち込み、憂うつ、興味・関心・意欲の低下、不眠、罪悪感、倦怠感などの症状が見られます。
朝起きられない・ベッドから出られないという場合には、すでに中等度まで悪化しているものと思われます。

適応障害

適応障害
ストレスを主な原因として発症します。うつ病と似たような精神症状、身体症状が見られます。また、遅刻や無断欠勤、不登校、能率の低下、過剰な飲酒といった問題行動を伴うことがあります。
職場の上司との人間関係がうまくいかない、学校での勉強が辛いといったように、比較的明確な原因が認められ、それを自分でも理解していることが多くなります。

自律神経失調症

自律神経失調症
ストレスや不規則な生活、睡眠不足、ホルモンバランスの変化などを原因として、自律神経のバランスが悪くなった状態です。憂うつ、意欲・関心・興味の低下、疲労感、倦怠感、めまい、耳鳴りなどの症状が見られます。
仕事や学校・バイトなどで多忙となっている人は、特に注意が必要です。